東京都大田区よりお越しいただきました、アバルト695 75°アニヴェルサーリオのご紹介です。
こちらのお車はアバルト創設75周年を記念したモデルで695コンペティツィオーネをベースに専用のゴールドホイールやルーフデカール、サイドストライプなどを装備しております。
今回は、そんなスペシャルな専用ホイールの脱着両面コーティングとブレーキキャリパーのコーティングをご依頼いただきました。
ホイールコーティング/脱着両面施工+ブレーキキャリパーコーティング←専用ページ

メーカーを問わずハイパフォーマンスカーは大抵キャリパークリアランスがありません。
こちらのアバルト695もベースがコンペティツィオーネですのでキャリパーとホイールの間にウェスを挟み込んで、ホイール脱着時の傷付きを防止します。

ホイールを外し、まずは裏面から中性シャンプーでプレ洗浄。

タイヤ(INSIDE)のサイドウォールも点検を兼ねて洗います。

ここでイレギュラー発生。
こちらはシャンプー洗いとケミカル洗浄後なのですが、全く汚れが落ちません。
ご入庫時と変化なし。

アバルト特有なのか、イタリア車によくあることなのかわかりませんが
グリスのようなものが付着してカチカチに固まっている感じです。
回転物から飛び出た感じではなく、停車時に滴り落ちたかのような跡です。
いつもの下地処理では一切歯が立ちません。

もちろん残してお返しする訳にもいきませんのでプラ製のパテベラで削り落とします。
傷がついてしまう可能性があったので、まずは目立たない場所で試します。

幸いにもメーカーオリジナルのしっかりした半艶塗装なので傷は入りませんでした。
地道に削って落とします。

手で触って凹凸が無くなるまで削り落としましたが、染みになっていて後が残ります。
比較的攻撃性の低いIPAで拭いてみるも変化なし。

色が落ちないか目立たないところでシリコンオフで拭いてみます。
結果、色落ちや拭き染みもできませんでしたのでウェスにシリコンオフを含ませ、拭いて乾く前に乾拭きの繰り返し。
シリコンオフ等の溶剤は、ただ汚れを溶かすだけなので乾く前に別のウェスで汚れを含んだ溶剤を拭き取らないといけません。

一時はどうなるかと思いましたが、無事に綺麗に下地処理できました。また経験値アップです。
ハブベアリングやドライブシャフトグリスを疑ったのですがブーツ切れは無く、車体側に飛んでいる痕跡もなく、原因がわかりませんでした。
そもそもアバルト695はFFなのでリヤにドライブシャフトがない事と、ブレーキパッド付近にも同様の汚れがあった事から、過剰なパッドグリスが熱で溶け出た可能性が高いとオーナー様にご説明させて頂きました。

ムラが出ないよう、均一な被膜を形成するように慎重にコーティング剤を塗り進めていきます。

硬化型マットホイール専用コーティング剤で、アバルト695 75°アニヴェルサーリオ専用のしっとりしたマットゴールドの風合いを損ないません。

反応硬化を待ち余剰分を拭き取り施工完了。

続いてタイヤハウスを洗浄下地処理していきます。
樹脂製フェンダーライナーは酸性のケミカルを使ってクリーニングします。
脱着両面施工をご依頼の場合、標準で施工させて頂きます。

通常の中性シャンプーでは落ちないスケール汚れ等を除去することで、樹脂製フェンダーライナーの本来の黒さに。
仕上げに硬化型樹脂パーツ専用コーティングを施工し保護します。

普段なかなか洗えない樹脂製フェンダーライナーをコーティングする事で、白化を抑制します。

ブレーキキャリパーも下地処理後、耐熱硬化型コーティングを施工。
褪色やブレーキダストのこびり付きを長期に亘り防ぎます。

全てのコーティングが完了したらホイールを取り付け、規定トルクで締め付けます。

指触乾燥が完了したらお渡しとなります。
今回の施工内容ですと朝イチにお預かり頂けますと当日の夕方ご返車となります。






N様、この度は数ある施工店の中からディテールワークスへご依頼頂きありがとうございました。
また何かお困り事がございましたらお気軽にお声がけくださいませ。